繰り返しコピーのしかた
いろいろ
COPY の M オプション、配列複写、DIVIDE 等のお話です
「そんなもの知ってるよ」って人は、読みとばしてね
COPYコマンドの 連続[M]オプション
これは皆さんご存知ですよね
COPYコマンドで、オブジェクトを選択した後、「 M <Enter>
」で、連続コピーモードに入ります
基点指定は1回で、目的点は何回でも指定できます
(Acad2005では連続コピーがデフォルトになったらしい・・・・>Lisp書き直しかい
(~_~;) )
コマンド: COPY
オブジェクトを選択: 認識された数: 1
←対象オブジェクトを選択します
オブジェクトを選択: ←<Enter>で選択終了
基点 または 移動距離を指定 または [連続(M)]: M ←連続オプションの指定
基点を指定: 基点の指定
目的点を指定 または <基点を移動距離として使用>: ←必要な回数だけ目的点を指定の繰り返し
・
・
・
基点を指定: 目的点を指定 または <基点を移動距離として使用>:
←<Enter>で COPYコマンド終了
MULTIPLEコマンドでCOPYコマンドを連続実行
MULTIPLEコマンドでCOPYコマンドを指定して、COPYコマンドを繰り返します
オブジェクト選択、基点指定、目的点指定を繰り返します
コピーする毎に基点を変更したいときに便利です
オブジェクト選択で、同じオブジェクトを選択したい場合はは「
P <Enter> 」で選択できます
MULTIPLEコマンドの中でCOPYコマンドのMオプション指定もできます
MULTIPLEコマンドは COPY
以外のコマンドでも連続実行ができますので、何かと使えます
コマンド: MULTIPLE
繰り返すコマンド名を入力: COPY
オブジェクトを選択: 認識された数: 1 ←対象オブジェクトを選択します
オブジェクトを選択:
←<Enter>で選択終了
基点 または 移動距離を指定 または [連続(M)]: 基点の指定
目的点を指定 または <基点を移動距離として使用>:
目的点を指定
COPY ←自動的にCOPYコマンドが発行される
オブジェクトを選択: P ←前回コピーした元のオブジェクトを選択
認識された数: 1
オブジェクトを選択:
←<Enter>で選択終了
基点 または 移動距離を指定 または [連続(M)]: 基点の指定
目的点を指定 または <基点を移動距離として使用>: 目的点を指定
・ 必要な回数だけ
オブジェクト選択・基点指定・目的点指定 を繰り返し
・
・
COPY
オブジェクトを選択: *キャンセル*
←<Esc>で終了
基点コピーと貼りつけ<AutoCAD2000系>
R13でも <Ctrl+C>
<Ctrl+V>
によるクリップボードコピーと貼りつけはできましたが、正確な位置合わせに難が有りました
AutoCAD2000からは、基点コピーができるようになったので位置合わせも簡単に行えます
クリップボードコピーは、クリップボードの内容を書きかえるか、空にするまで記憶されているので、同じオブジェクトを何枚もの図面に描き加えるような繰り返し作業に便利です
コマンド: _copybase 基点を指定
←オブジェクトを選択してマウスの右ボタンクリックで、「基点コピー」を選択
: _appint どこの 認識された数: 1 ←ここでは交点を指定して基点としています
コマンド: _pasteclip ←
マウス右ボタンを押して「貼りつけ」を選択→目的点の指定
・
・別のコマンドを実行しても、クリップボードの内容は書き換わりません(ファイルを開き直しても有効)
・
コマンド: _pasteclip ←マウス右ボタンを押して「貼りつけ」を選択→目的点の指定
矩形状配列複写
これは、ガラスブロックの姿図を画くときなんかに最適です
BS2CADにもガラスブロックを画きこむコマンドがありますが、図面を開き直さないとならないので
σ(^^)はこれ使ってます
AutoCAD2002では、ダイアログ上で実行できるそうです
(AutoCAD2002でコマンドラインから実行したい場合は
コマンドラインにハイフン付けて -ARRAY と入力します)
まず、ガラスブロック枠の中に、ガラスブロックを1つ
INSERT (もしくは作図)
コマンド: ARRAY ←コマンドラインに打ち込み(またはアイコンクリック)
オブジェクトを選択: 認識された数: 1 ←INSERTしたガラスブロックを選択
オブジェクトを選択: ←<Enter>で選択終了
配列複写のタイプを入力 [矩形状(R)/円形状(P)] <R>: R
←矩形状を選択(アイコンをクリックした場合は自動的に矩形状が選択されます)
Y 方向の行数を入力 (---) <1>: 4 ←縦方向4段なので4を入力
X 方向の列数を入力 (|||) <1> 3 ←横方向3列なので3を入力
Y 方向の間隔 または XY 方向の間隔を指定 (---): 155 ←145角のガラスブロックに目地10mm分を足した155を入力
X 方向の間隔を指定 (|||): 155 ←145角のガラスブロックに目地10mm分を足した155を入力
円形状配列複写
多角のサッシの平面や、開き窓などの軌跡を画くとき便利です
矩形状複写同様、AutoCAD2002ではダイアログ上で実行できるそうです
まず、コマンド: ARRAY
←コマンドラインに打ち込み(またはアイコンクリック)
オブジェクトを選択: 認識された数: 4 ←複写するオブジェクトを選択
オブジェクトを選択: ←<Enter>で選択終了
配列複写のタイプを入力 [矩形状(R)/円形状(P)] <R>: P
←円形状を選択(アイコンをクリックした場合は自動的に矩形状が選択されます)
円形状配列複写の中心点を指定: ←中心点をピック
複写の回数を入力: 6 ←6連窓なので6を入力
全体の複写角度を入力 (反時計回り(+)/時計回り(-)) <360>: 37.47
←6連窓ですが5スパン分の角度です(ここで0を入力するとオブジェクト間の角度をきいてくる)
複写するオブジェクトを回転させますか? [はい(Y)/いいえ(N)] <Y>: Y
←回転を指示
DIVIDEコマンドによるブロック図形の配置
通常、DIVIDE
コマンドは、選択したオブジェクト(線分・円弧等)上に、等間隔で点を配置しますが、オプションの指定で、ブロック図形を配置することができます
矩形状配列複写や円形状配列複写では、複写する間隔や角度を入力する必要がありますが、DIVIDE
コマンドでは、その必要がありません(ただし選択したオブジェクトの長さが基準になるので注意)
姿図に化粧格子を画き加えたり、カーテンウォールの方立等を等間隔で配置するのに便利です
まず、基準となる線分を作図
横部材を1つ画いてブロック登録
コマンド: DIVIDE
←コマンドラインに打ち込み
分割表示するオブジェクトを選択:
←基準となる線分を指示
分割数を入力 または [ブロック(B)]: B
←ブロックオプションの指定
挿入するブロック名を入力: K_KOUSHI_Y
←登録しておいたブロック名を指示
ブロックを回転させながら挿入しますか? [はい(Y)/いいえ(N)] <Y>: N
分割数を入力: 12 ←12等分で配置
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