・ LISPのファイルをロードする

Lispでできたプログラムは、インターネット上にいくつも公開されています。
これらの、プログラムを自分の AutoCAD で使うには、プログラムをロードしなくてはなりません。

アプリケーションのロードでも良いのですが、アイコンに登録したりするためにも、(load) の使い方をマスターしましょう。

たとえば、パソコンの C:/AcadMAT に sample.lsp というファイルがあるとします。

コマンド:(load "C:/AcadMAT/sample.lsp")
SAMPLE

のように、ファイル名を指定して、(load) 関数を実行すると、ロードされた関数名が返ってきます。
通常は、ここで

コマンド:(sample)

とすると、関数 sample が実行されます。

コマンド:(load "C:/AcadMAT/sample.lsp")
C:SAMPLE

のように C: 付きで関数名が返ってきた場合は、

コマンド:sample

のように括弧なしで実行させられます。
というか、括弧をつけては実行できません。

また、/ と \ は同じじゃんということで

コマンド:(load "C:\AcadMAT\sample.lsp")
;エラー:ロードに失敗しました: "C:AcadMATsample.lsp"

となってしまいます。
これは、¥が AutoCADでは特別な意味を持った文字だからです。
どうしても、\ を使う場合は

コマンド:(load "C:\\AcadMAT\\sample.lsp")
SAMPLE

のように \\ としてください。

また、C:/AcadMAT が AutoCADのサポートディレクトリーになっている場合は

コマンド:(load "sample.lsp")
SAMPLE

のように、パスを省略できます。