・ XDATA（拡張データ）を削除する

XDATAとは、アプリケーション独自の情報のことで、図形オブジェクト・非グラフィカルオブジェクト共に持たせることが可能です。
たとえば、寸法スタイルの上書きなどの情報は、AcadアプリケーションのXDATAとして、寸法オブジェクトに持たせています。

XDATAを削除するには

XDATAは次のような形式で設定されている
赤い部分がXDATAです

ｺﾏﾝﾄﾞ: (setq ed (entget (car (entsel)) '("*")))
ｵﾌﾞｼﾞｪｸﾄを選択: ((-1 . <図形名: 400c2d98>) (0 . "LEADER") (330 . <図形名: 
・・・・・・・・・・・中略・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 
1.0 0.0 0.0) (210 0.0 0.0 1.0) (212 0.0 0.0 0.0) (213 0.0 -2.0 0.0) (-3 ("ACAD" 
(1000 . "DSTYLE") (1002 . "{") (1070 . 147) (1040 . 1.5) (1070 . 77) (1070 . 0) 
(1002 . "}"))))

これを削除するには (-3 以下を削除して (entmod) しても消えてくれない
 (entmod) は成功するのだが、XDATAがゾンビのようによみがえってくる

次のような形式のエンティティーリストにして(entmod) してあげると消すことが出来ます

((-1 . <図形名: 400c2d98>) (0 . "LEADER") (330 . <図形名: 40080cc8>) (5 . 
"1383") (100 . "AcDbEntity") (67 . 0) (410 . "Model") (8 . "0") (48 . 8.0) (100 
・・・・・・・・・・・中略・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 
0.0 0.0 1.0) (212 0.0 0.0 0.0) (213 0.0 -2.0 0.0) (-3 ("ACAD" (1000 . 
"DSTYLE"))))

または

((-1 . <図形名: 400c2d80>) (0 . "LEADER") (330 . <図形名: 40080cc8>) (5 . 
"1380") (100 . "AcDbEntity") (67 . 0) (410 . "Model") (8 . "0") (48 . 8.0) (100 
・・・・・・・・・・・中略・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 
0.0 0.0 1.0) (212 0.0 0.0 0.0) (213 0.0 -2.0 0.0) (-3 ("ACAD")))